デジカメ用に使用しているメモリカードを久しぶりに追加したので、
この機会に手持ちのメモリーカードの書き込み速度を計測してみました。
今回使用したメモリカードは、手持ちの次の8種類のコンパクトフラッシュおよびSDです。
メモリーカードの書き込み時間等の測定は次のように行いました。
メモリーカード8枚についての測定結果は表1のとおりです。
コンパクトフラッシュ | SDHC/SD | |||||||
SanDisk Extreme IV 8GB |
HITACHI Microdrive 6GB |
HITACHI Microdrive 4GB |
Transcend 45x 512MB |
GreenHouse Class 6 8GB |
Transcend Class 6 8GB |
Panasonic Class 6 8GB |
Panasonic Class 6 2GB |
|
画像サイズ (RAW+JPEG) |
13.2M | 12.9M | 13.3M | 13.0M | 12.3M | 13.3M | 13.3M | 13.3M |
撮影枚数 |
50枚 | 40枚 | 37枚 | 37枚 | 29枚 | 32枚 | 28枚 | 41枚 |
アクセスランプ 消灯時間 |
28秒 | 40秒 | 74秒 | 50秒 | 80秒 | 68秒 | 92秒 | 68秒 |
結果から見ると、SanDiskのExtreme &IVが撮影枚数が50枚ともっとも多く、UDMAに対応していない
1D mkIIでも撮影画像の書き込み時間が速いことがわかりました。
また、メモリーカードの最初のおいしい部分だけしか書き込みをしていないこともあって、
全体的にコンパクトフラッシュ、とくにマイクロドライブが意外と健闘していました。
一方、期待していたSDHCは、撮影枚数が28枚から32枚とそれほど書き込み速度が速くないことが判明しました。
ただし、Panasonicの2GBのSDが41枚とSDカードのなかでは、ずば抜けて良い値を出しているのが目立ちます。
これは、もしかしたらSDHCの本来の性能を出せていないデジカメ側の問題かもしれません。
撮影画像のExif情報から1枚目を撮影した時刻を基準として、その後の撮影が行われた時刻を
グラフにすると図1のようになりました。
このグラフをみると、大きく3つのグループに分かれており、速いほうから、
最速グループ:SanDisk Extreme IV
中間グループ:1D mkIIが従来からサポートしているメディア
低速グループ:新たに1D mkIIのファームウェアのアップデートによりサポートされたメディア
となっています。
ただし、中間グループに位置するマイクロドライブについては、
撮影枚数が多くなってメディア容量に近づくにつれて書き込み性能が低下しますので、
結果的には低速グループと同等あるいはそれ以下になることが想定されます。
なお、個々の詳細なデータについては、
こちらから
確認できます。
次に撮影画像のExif情報から個々の画像を撮影した時刻と実際にメディアに書き込まれた時刻の差、
すなわち、撮影してからメディアにその画像が書き込まれるまでの時間をプロットしたものが
図2のグラフです。
なお、個々の詳細なデータについては、
こちらから
確認できます。
最後に、1枚撮影してから次にシャッターが押せるまでの時間(前回の撮影時刻と次の撮影時刻との差)を
グラフ化すると図3のようになりました。
なお、個々の詳細なデータについては、
こちらから
確認できます。