ブルージュのホテルにチェックインして少し休憩をとった後は、ダムに行ってみることにしました。
ラム・グッドザック号の発着所を目指してホテルから運河沿いに町の北側歩くこと20~30分で、船着場がありました。
かなり歩いてきたので既にダムに着いたのかと思ったのですが、案内板を見てみるとどうもここがダムへの発着所であることがわかりました。
が、たった今、船が出て行ったばかりで次の出発までには1時間以上ありましたので、歩いてもそこまではかからないだろうと思って歩くことにしました。
しかし、30分くらい歩いてもただただ畑や牧場があるだけでダムの街並は全く見えず、私の考えが甘かったことがわかったのですが、戻るにも戻れずしかなく歩き続けました。
延々と歩くこと1時間余り、やっとダムの風車が見えてきました。
ダムに着いたのは15時30分くらいで、次のブルージュへ戻る船は30分後ですが、この時間ではゆっくり見られないと思い、最終の便で戻ることにして街の散策を始めました。
街の中は平日の夕方であることもあり観光客はほとんどいませんでしたし、地元の人もあまり道を歩いていませんでした。
きっと、土日でないと観光客もあまり訪れないので、お店もほとんど開店休業状態なのかと勝手に思うことにしました。
とりあえず、マルクト広場に行き、その後は聖母教会に行き、そして聖母教会にあるそこそこ高い塔に上ってみました。
塔から見渡せる景色はというと、当たり前ですが広々とした畑や牧場だけでした。

聖母教会のほかにも見るべきものがあったのかもしれませんが、ダムに着いてから1時間くらい経って、そろそろ飽きてきたし、船の時間もそろそろなのでブルージュに戻ろうとラム・グッドザック号の発着所に戻ったところ、出発時間を誤って記憶していたことがわかりました。
出発時間は、9:00,11:00,13:00といった具合に基本的に正時に出発するので、最終も17:00発だと思い込んでいたのですが最終便は17:20であることが、発着所に来て発覚したのです。
いまさら、どこかへ行くこともできず、仕方がないので近くのレストランみたいなところで時間までビールを飲んで過し、なんとかブルージュへ戻ることができました。
ダムからの帰りに
ダムに行くときも気にはなっていたのですが、その帰りにこんな光景を眼にすることができました。
運河を船が通る際には、橋が邪魔になって通ることができないため、この写真のように橋がはね上がります。
そのため、車や歩行者の通行ができない状態になってしまいます。
さらに、ここは2つの橋の間で水位の調整も行うため、通行できるようになるまでさらに時間がかかってしまいます。
左の写真は、19時過ぎの市庁舎の前です。
さすがに、この時間になるとお店の灯りが点き始めますが、馬車はまだまだ営業しています。
風車

こちらもダムの行き帰りで撮影した、運河沿いの公園に点在している風車です。
左から、Koelewei Molen、Nieuwe Papegaai Molen、Sint Janshuis Molen(その1)、Sint Janshuis Molen(その2)、Bonne Chiere Molen(その1)、Bonne Chiere Molen(その2)です。
ちなみに、Sint Janshuis Molen(その2)には日本人と思われる旅行者が芝生のところにうつ伏せになって何か調べ物をしている様子が写っています。
鐘楼~メムリンク美術館~ベギン会修道院~愛の湖公園
ブルージュの2日目は朝一番で鐘楼に行きました。
早く行かないと混むと言われていたので 9:30前には到着したのですが、すでに何組かが入場を待っている状態でした。
入場時間になり、チケットを購入して鐘楼を登りはじめたのですが、階段が狭くて急なため、普段の運動不足もあり結構きつかったです。
ですが、さすがに一番上まで登って、窓から見たブルージュの街並みは最高でした。
また、正時などに鐘がなり始めると、鐘がすぐそばにあるので会話などしていられない状態でした。
もっとも、私一人で、話をする人もいないので、まったく関係ないですが。

鐘楼から次に向かったのは、聖血礼拝堂です。
ここは、なんか入りにくい感じで、入り口から2階にあがり中に入ってみると観光客らしき人はいましたが、ざわざわしている感じではなく、静かな感じでした。
さらに、正面入り口の左手にも入り口があり、ここも見学することができました。
聖血礼拝堂の後は救世主大聖堂に向かいましたが、大聖堂の周りで工事をしていて入れるのかどうかわかりませんでした。
入り口と思われるところまで行って見ると、張り紙がしてあり入り口への行き方が書いてあり、その通りに行くといかにも臨時の入り口とは思えないところから中に入ることができました。
メムリンク美術館は、周りの建物と溶け込んでいて、かつ美術館らしくない外観なので、気付かずに通りすぎてしまいそうな建物です。
ですので、はじめはこの美術館が見つからずに少し行き過ぎてしまいましたが、携帯のGPSの地図を片手に来た道を戻りながらやっと美術館を見つけることができました。
この美術館では、「聖ウルスラの聖遺物箱」や「聖カタリナの神秘の結婚」などが必見とのことでどこに展示されているのか探したところ、奥に方に英語などで印刷された解説ガイドとともに展示されていました。
ベギン会修道院は世界遺産にもなっているところで、敷地内に入るとゲントのベギン会修道院と同様、音のない世界に入ったように静けさに包まれます。
なお、一番左の入り口のあたりまでくると、観光客が周りで写真を撮ったり、グループでおしゃべりしていたりで、現実の世界に戻ってしまいます。
愛の湖公園はベギン修道院のすぐ近くにあり、某ガイドブックの解説や写真などを見て行ってみようと思ったところですが、実際に行ってみると某ガイドブックに掲載されているような場所はなく、また、公園内のレストランらしきところもしまっていて少し残念でした。

愛の湖公園からとりあえずホテルに戻り、そのあとに運河クルーズに行ったのですが、その後、時間があったのでチョコレート博物館に行きました。
右の写真を見ていただければわかると思いますが、チョコレート博物館 ( Choco-Story ) といっても、そんなに大きな建物ではなく、また大きな看板などは出ていませんので、意識して歩いていないと見落としてしまいそうです。
こちらの博物館では、チョコレート製作の実演が定期的に行われているのですが、頑張って前のほうに行かないと作っているところが直接見えずに、モニターで見ることになります。なお、実演のあとは試食ができました。
運河クルーズ
ブルージュの街角にて

右の写真はクリスマス用品を専門で扱うことで有名な Kaethe Wolfahrt です。
ドイツのローテンブルクにあるお店が、ベルギーのブリュッセルにも出店しているとは思いませんでした。
お店はマルクト広場からブライデル通りに少し入ったところにありました。

左の写真は、ビールやワインを販売している 2 be のshopを通ってBarに行く途中にあるビールの瓶やグラスが飾られたショーケースです。
ここのBarには、有名どころのビールが置かれていて、私はKRIEK BOONをいただきました。
最終日もお店に行ったのですが、まだオープンしてなくてなくなくブルージュを後にしました。
ちなみに、このようなところでビールを飲んでも € 3.00 前後なので、観光地にしては安いほうかなぁ~と思いました。

ブリュージュを離れて日本に向かう日の朝にマルクト広場に行ってみたら、朝市が開かれていました。
当然ですが、お客さんは観光客というよりは地元の人で、結構、活況を呈していました。
ベルギーといえばチョコレートというくらい有名なので、最終日の午前中を利用してお土産のチョコレートを買いに
Sukerbuyc と
DUMON に行ってきました。
ホテルの周辺

一番左の写真は、ホテルを出てすぐのところで撮影したもので聖母教会の塔が見えます。
ブルージュ滞在中は時間的に余裕があったのですが、聖母教会へ行くのすっかり忘れてしまいました。
そして、その右の写真はホテルの部屋からライトアップされている運河や鐘楼を撮影したもので、かなり気に入っています。