ブリュッセル滞在2日目は、ブリュッセル中央駅を8:32に出発するICに乗ってアントワープへ、その後はゲントへ行って夕方くらいにブリュッセルに戻ってくるような計画です。
まずは、ブリュッセル中央駅でアントワープ行きの切符を券売機で買おうとしたのですが、カードが1種類しか使えず窓口で買う羽目になりました。以前に行ったオランダやドイツではそこそこの駅であれば券売機でVISAやMASTERなどのカードが使えたのですが、ブリュッセルの中央駅にもかかわらず使えずビックリです。
ともあれ、私のつたない英語力でもなんとか窓口で切符を買うことができアントワープへ向かいました。
アントワープに着いて、驚いたのは駅の大きさというか内装というかで、ブリュッセルの駅(特に中央駅)とは大違いで、3階建てのホームや建物のつくりには歴史の古さなのか何か驚かされました。

アントワープで最初に向かったのはルーベンスの家です。
本当は、ルーベンスの家に入りたかったのですが、ガイドブックで事前に調べたところ月曜日は休館日で中に入ることができず、外から見るだけでした。
私がルーベンスの家に着いたときには観光客と思われる1、2組が家の前にいましたが、休館日であることを知らずに来られていたような雰囲気でした。
ルーベンスの家に限らず、美術館や博物館は月曜が休館日のようなので、美術館や博物館は月曜以外の日に行き、月曜日は教会等の見学などを計画するのしか手はなさそうですが、今回の場合にはどうしても月曜日が入ってしまい、かつ、前日のブリュッセル市内の観光と入れ替えてもブリュッセルで美術館、博物館にいけなくなるため、今回のようなスケジュールとしました。

さて、ルーベンスの家を見たので、次に向かうのはフランダースの犬でも有名なノートルダム大聖堂です。
ルーベンスの家から徒歩でノートルダム大聖堂に向かったのは良かったのですが、途中で道を間違えてしまい迷子状態に陥ってしまいました。
通常であれば、通りがかりの人に道を聞けばよいのですが、フランス語、オランダ語などはもちろん、英語もダメな私としてはとりあえず、Google Mapを頼りにノートルダム大聖堂を目指しました。
(英語がダメな私にとって現地の携帯SIMは必需品で、ほとんどこのような場合にマップで調べたり、ネットで情報を得るためになくてはならないものになっています。)

Google Mapのおかげで、ノートルダム大聖堂になんとかたどり着き、「キリストの昇架」、「キリストの降架」、「聖母被昇天」などを見て、今度は地下鉄でアントワープ駅に向かいました。
アントワープから電車に乗り、およそ50分ほどで次の目的地のゲントに到着です。
ゲントの駅からガイドブックにあるように1番のトラムに乗ろうとしたのですが、駅前が工事中状態で少しはなれたところからの乗車でしたが、下車駅のKoren Marktは工事は終了しており普通に降りられました。
トラムを降りて最初に向かったのは「神秘の子羊」で有名な聖バーフ大聖堂です。
ここで、日本語のオーディオガイドを借りて、しばらく「神秘の子羊」の描かれた祭壇画を解説を聞きながら見ていました。
ちなみに、オーディオガイドはチケットを見せると貸してくれますが、私が展示室に入ったときはたまたま係りの方が不在でしばらく帰ってこない状態でしたので、申し訳ないと思いながら勝手に台の上にあったものを使わせていただきました。
(一番右の写真は、広場を挟んで向かいにある鐘楼から聖バーフ大聖堂を眺めたものです。)
次は聖バーフ大聖堂を後にして、レイエ川沿いにグラスレイ、クラーンレイを眺めながらフランドル伯居城を目指しました。
フランドル伯居城は、それなりに順路が示されていたのですが今となっては記憶から消え去りつつあります。
ただ、お城からレイエ川を含めた街並みがそれなりに見えたことだけは覚えていますが。
また、グラスレイには観光客や地元の人たちが川沿いに集まって、それぞれ思い思いのことをしていました。

ゲントに着たら必ず見てみようと思ったのが、世界遺産にもなっているベギン会修道院群です。
そこで、まずはフランドル伯居城から歩いていけそうな聖エリザベート・ベギン会修道院を訪ねました。 がしかし、ここは教会だけがあるような感じで、かつ中に入れるような雰囲気ではありませんでした。
また、聖エリザベート・ベギン会修道院への道も生活道路のようで、ほとんど観光客に会うことはありませんでした。

そこで、気を取り直して今度は、小ベギン会修道院を訪ねることにしました。
聖エリザベート・ベギン会修道院が町の西にあるのに対して、小ベギン会修道院は南東にあるので徒歩では移動したくありませんでしたが、どのようトラムを乗り継げばよいのかわからず、また、バスは路線が一層わからずハードルが高いので、携帯のGoogle Mapを頼りに徒歩で向かいました。
やはり、徒歩では無謀であったのと、途中で道に迷ってしまったこともあって、小ベギン会修道院の到着は17時くらいになってしまいました。
入り口を入るとガイドブックにあるような小住宅が並んで建っていて、その中心に教会があるような感じで来てよかったと思いました。
時間が17時過ぎであったためか、観光客はほとんどいない状態でしたので、静けさのなかに佇む小住宅や教会がとても印象的でした。