ブリュッセルの南駅でレンタカーを借りてアルデンヌ古城巡りのスタートです。
最初の目的地のモダーヴ城近くまでは２時間余りで到着したのですが、本来の曲がるべき道を通り過ぎてしまい、右の左側の写真にある道を入ったところ行き止まりになり借りた車が泥だらけになってしまいました。
なんとか元の道に戻り正しい道（右の右側の写真の舗装された道）からやっとモダーヴ城の前に到着しました。

駐車場は、道路の突き当たりを右に行ったところにあったのですが、駐車している車は数台程度で、あまり人気がないのかなぁ～と思いながら、お城の中へ入ろうとしたのですが、どこから入るのかわかりません。
というか、入り口らしきものはあるのですがドアは閉まっていて、そのドアにベルを鳴らすように書いてあるだけでしたので。
しかたがないので、ベルを鳴らして中に入ってみるとこれまたビックリで、申し訳程度の机が受付になっているようでしたが、常に係りの方がいるわけではなくて、ベルの合図で係りの方が出てきて対応する感じでした。

さて、お城の中はというとこじんまりしていて、また、観光客もほとんどいない状況でしたので解説を片手にゆっくりと見て回ることができました。

モダーヴ城を後にして、次に向かったのはナミュールのシタデル（城砦）です。
ガイドブックに掲載されている写真を見て期待してシタデルに行ったのですが、結論から言うと私の個人的感想としてはいまいちでした。
でも、観光客はモダーブ城よりもぜだぜん多く、結構盛況でした。
なお、今回は時間の関係でナミュールの街中にある観光場所には立ち寄らずじまいでしたので、その辺りを散策したりしたなら、また別の感想になったかもしれません。

初日の最後の目的地であり、また宿泊地でもあるディナンです。
翌日および最終日のアルデンヌの古城巡りは、ここディナンを拠点にして移動することにしました。

シタデル

ナミュールに続いて、ここディナンでもシタデルへ行きました。
道路の標識に沿ってたどり着いたところは、「え～、ここがシタデルの入り口なの～」といった感じでした。
おそらく、右の写真にあるロープウェイに乗ってシタデルに着いたなら印象も違ったのでしょうが、車で来ると併設されているプレイランドのチケット売り場と間違うくらいの入り口のしょぼさでした。

この入り口でチケットを買って中に入ったのはいいのですが、ほとんどが鍵がかかっていたり、通行止めになっていたりでどこへも行けない状況でした。
中でしばらくうろうろしていてわかったのは、どうやらガイドツアーがあり、そのツアーで中を見学するということのようでした。
しばらくして、ガイドツアーがスタートしたのですが、ガイドさんが話すのはオランダ語とフランス語がメインで、時々、英語で説明していましたが、英語でさえほとんどちんぷんかんぷんの私は、ガイドさんから事前に手渡された日本語の解説を頼りに見学するしかありませんでした。

ツアーは１時間くらいで終了でしたが、後半のほうではディナンの町が一望できる場所でしばらく撮影タイムが設けられていたりと、ガイドさんの説明がほとんどわからない私でもそれなりに楽しめました。
ちなみに、右の写真の真ん中の上のほうに写っている丘の上の赤っぽい建物が今回のホテルです。

ディナンの街並み

シタデルを見学したあとは、とりあえずホテルにチェックインしようとカーナビに住所を入力して案内開始となったのですが、カーナビが指し示す道を行ってもそれらしきホテルは見つからず、さらに進むと通行止まりという最悪の事態で、目的のホテルに辿り着くのに３０分以上は迷って時間をロスしてしまいました。
ようやく、ホテルにチェックインしてから夕食かたがたディナンの町をうろうろすることにしました。

ホテルの前の坂を下りて、町の中心部に向かう橋の両側にはサックスのオブジェクトが飾られていて、なんかいい感じでした。
さらに、橋を渡ってアドルフ・サックス通りを少し行くとサックスのモニュメントもありました。ここに行ったのが夕方であったこともあり、観光客が写真を撮っている姿はほとんど見られず、ごく自然な感じでベンチに佇んでいました。

右の左側の写真は、橋からレオン・サスラト通りを撮影したもので、右の写真はホテルから朝の街並みを撮影したものです。
ディナンは、こじんまりとした町なだけに時間がゆっくりと進んでいく感じで、のんびりと観光するというか、ディナンを拠点にしてアルデンヌの観光地を回るには最適ではないかと思いました。