アルデンヌの古城巡り(2日目)
ラヴォー・サンタンヌ城~ヴェーヴ城~フレイエル城
24 August 2011
ラヴォー・サンタンヌ城
アルデンヌの古城巡りの2日目は、ラヴォー・サンタンヌ城からスタートです。
カーナビに住所を登録して、案内どおりに行くと普通の民家の先に突然、ラヴォー・サンタンヌ城が現れます。

事務所のようなところでチケットを購入して、外に出ると、正面にはこじんまりしてはいますが整備された庭園と、右側の池の中にそれらしいお城が現れます。

お城の門をくぐると、中庭があり、そこにある階段を昇ってお城の中に入るのですが、ここも入り口であることをあまり大きく表示していないので、入るのを少し躊躇してしまいます。
お城の中はというと、実は本来の展示物はほとんど記憶にないのですが、3階以上に展示されている現代アート作品が印象的でした。

ひととおりお城の中を見学した後は、庭園に隣接している倉庫(?)などを少し見て回りました。
倉庫のようなところの裏には、柵で仕切られた牧草地に鹿が飼われているようでした。また、ここにはミシュランの1つ星レストランがあるのですが、まだランチには少し時間がありお客さんは見当たりませんでした。
私がお城を出る頃には、ランチメニューの看板が外に置かれていましたが、思ったほどは高くありませんでした。(きっと、ディナーとかだと高くなるのかもしれません)
ラヴォー・サンタンヌ城の見学が予定よりも早く終わってしまったので、ほぼ隣にあった公園のようなところに入ろうかとも思ったのですが、外から見ていまいちぽかったのと有料(€1.00以下、おそらく€0.70くらい)だったのでパスして次のヴェーヴ城へ向かうことにしました。
ヴェーヴ城

ヴェーヴ城は駐車場らしきものは見当たりませんでしたが、入り口の右側に数台の車が止まっていたので、そこに停めてお城へと向かいました。
お城へ入る門の開け方がかわらずにうろうろしていたところ、何かのタイミングで門が開き無事に入ることができましたた。
どうやらこの門はセンサーが付いていて、人がそのセンサーの感知する範囲中に近づくと門が自動的に開く仕組みのようでした。

お城の中は、甲冑や剣などが展示してありましたが、調度品もかなり展示してあり、その傍らに日本の皇太子の写真なども置かれてありました。
また、半地下にはキッチンなどがあり、当時の様子を再現していました。

ただ、このお城は外から見たときの5つの塔とその前に配置されているエントランスの芝生の緑が私には一番、印象的でした。
フレイエル城

2日目の最後はフレイエル城です。
このお城は、1日中見学できるわけではなく午前と午後でオープン時間が決まっており、午後は14時からだったのですが、予定よりも30分ほど早く着いてしまいました。
近くにお店があればそこで時間を潰すことも可能ですが、お城の周りには何もなく、仕方がないので道路沿いに流れる川からの景色をみたり、写真を撮ったりしてオープン時間の14時まで過しました。
さて、やっと14時となり門が開けられると、それまで待っていた方たちが次々に入り口に入っていきます。(といっても、せいぜい十数名くらいですが)
見学の順路としては、まず最初に室内を見学し、その後に建物の前に広がる庭園を散策するような感じです。
室内には時代物のベッド、テーブル、チェア、タペストリーなどに加えてお人形さんを乗せる馬車なども展示されていました。
一方、庭園のほうはかなりの広さがあり、順路に沿って一通り回るだけでも時間がかかります。
庭園はきれいに整備され、樹木と噴水がいい感じで配置され、土地が傾斜しているためか階段で2段に別れていました。
さらに、建物から続く庭園から階段で少し上がったところの樹木は、ガイドブックなどに書かれているように迷路のように配置されていました。
また、庭の奥には廃線となった線路を挟んでちょっとした建物があり、当時はここで食事などをとっていたようです。